昼飯はサラリーマン最大のイベントですよ!
ここで張り切らないでどこで張り切るって言うんですか!
と、最近親子仲が和解しつつある
某美食マンガの主人公のような書き出しですが。

ウチの会社の近くにある中華料理屋の話。

卵料理が大好きなんです。
そこで出るかに玉が値段の割りにいい味出してるんですよ。
日替わりメニューで、たまにしかやらないんですけど
卵はふわっと。けしてナマではないけれど
火が通り過ぎていないので固くなっていないという絶妙加減。

おそらく、店主は素材にも腕にも自信があるのでしょう。
甘ったるい”あん”なんかかけずとも
卵の甘みとカニの旨みだけで勝負の出来る
すばらしい味なのです。
さすが、ウェイトレスまで全員中国人なのは伊達じゃないぜ!
…もちろん、コックもきっと中国人でしょう。見たことないけど。

店の前にかかっている黒板の文字が

本日の日替わり
    カニマタ

とか、ゲゲゲの鬼太郎に出てきそうな妖怪名になっているのもご愛嬌。
席に着くなりメニューも見ずにウェイトレスにかに玉宣言。
今日の俺は卵食う気マンマンですよ?ナメてかかると火傷するぜ…

ショショオマチクダサーイという、いまいち気の抜ける返しもものともせず
胃袋はたぎっていたわけですよ!
かに玉かに玉!
もちろん、急かす様な野暮なマネはしません。
この待ち時間も立派な調味料。
厨房の奥から漂ってくる、ごま油の香りを楽しむ余裕すら持って
この食欲を押さえつけ、やがて訪れるであろう至福のときを待つ。


そんな私に差し出されたメニューは

麻婆豆腐でした。




( ゚д゚)ポカーン
バカ野郎!これはこれで美味いがな…今日はかに玉の日なんだよ!卵の甘みを味わいつくすんだ!こんな辛いもん食えるか!
OK,落ち着け。まだ焦るような時間じゃない。
伝票を確認だ。書かれた文字は日替わりを示す"1番ランチ"…つまり明らかな料理の運び間違い。これは店員に言えば問題ない。最悪のパターンとして、1から作り直しになった場合はどうだ?食べている余裕はあるか?大丈夫。昼休み5分前から待ち構えていたんだ。まだ45分近い時間が残されている。大丈夫、問題はない。状況はオールグリーン。行け!店員の間違いを正すのだ!


"あー、すいません。僕、日替わり頼んだんですけど"

一瞬動きが止まる店員。
怪訝な目をして、あわただしく伝票を見直す。
そこに刻まれる"日替わりランチ"

勝利を確信しましたね。多少お預けは食うとは言え
今日の僕はかに玉以外は受け付けませんから。
しかし、店員の反撃は、私の想像を上回るものだったのです。


"ダイジョーブ、コレモオイシイヨー" スタスタ

( ゚д゚)ポカーン



残されたのは、麻婆豆腐をすする哀愁漂うサラリーマンでした



かに玉…orz

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