金曜の深夜の電車には
疲れたサラリーマン、飲みすぎて潰れてる人たち
別れを名残惜しむカップル等など。
ちょっとアレな人がいっぱいいます。

そんな中でもけい君が一番怖いのは

"クラブ帰りのギャル"

ただでさえギャル恐怖症なのに
複数で群れてて
かなりの大音量で男の悪口を話してて
隣に立つだけでチカンの様に思われそうで

何より

ブラ見えそうなぐらい薄着で!
パンツ見えそうなくらいミニで!

コホン。

で、先日も割りと空いている車内にそんな彼女たち三人組が乗ってきたんですよ。
座っているけい君に背中を向ける形で立ってお喋りをしていたんですが。
そんな状況なら彼女たちのナマ足を見てしまうけい君に罪はないと思うんですよね。

コホン。

すると、彼女たちの足元に、誰かの落とし物であろう
マウス位の大きさのウサギさんの人形が落ちているではありませんか。
当然、彼女たちがそんなものに気がつくわけもなく
無意識に、高めのヒールでウサギさんを蹴り飛ばしながらお喋りを続けていたわけです。

なんとなく、ウサギさんがうらやましい可哀相になってしまって。
かといって彼女たちの足を掻き分けて拾ってやる訳にもいかず
モヤモヤした気持ちで電車に乗っていたのです。

そのうち、三人組のうちの二人が降りる駅になったようで
最後までかしましく別れを言いながら、二人が降りていきました。

残された一人が、少し深めのため息をついて
なんとなく気疲れしたような表情でけい君の目の前に腰掛け
落ちていたウサギさんを拾い上げて自分の隣にきちんと座らせてあげていた時

子猫に優しい不良を見た学級委員長の気持ちが解りました。

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